松本医院について

最新の近況はこちらです。

2017/12/14 更新

現在も松本医院での遠隔診療を受けている複数の患者さんからの情報ですが、自分が通っていた頃に比べて特に金銭的な負担が大きくなっているようです(利益追求ではなく、色々な事情で仕方ない様子)

患者さんによって、さらにその時の先生の状態によっても対応は違いますが、患者数が増えたせいか遠隔診療に対して先生がネガティブになっているような話を聞いた方もいます。そのため、高槻まで通えない患者さんに対しては、以前よりさらにお勧めしにくくなってしまいました。

先生の対応は本当にその時々で違うので、純粋に本当にいい先生と感じている方と、コミュニケーションが上手くいかず困っている方など、いろいろです。こんなこと書くと「誰が行くか」と思いそうですが、僕が交流している人たちについては、皆さん経過は異なれど、松本先生が公表しているIBDの原因から治し方までの理論について納得されていて、身体がそれを証明している人も多いです。

現時点では、高槻に通える方についてはこれまで通りリスクを認識した上で検討をお勧めしますが、通えない方はそれに加えて今後は方針変更も予想されるので、金銭的に余裕のある方であれば。。

---追記ここまで---

 

松本医院は大阪府高槻市にあるクリニックです。

2015年1月〜7月まで、クローン病を診てもらっていました。自分は東京なので、実際の診察は最初と最後の2回だけ。あとは月に1〜2度の電話による遠隔診療で漢方薬などを送ってもらっていました。通わなくなった理由については経過日記に載せていますが、信用していないのではなく、病状的に松本医院に頼らなくてもなんとかなるだろうと判断したのと、金欠です。変な言い方をすると、盲目的な信者ではないです。

いわゆる代替治療である上、院長のキャラクターや言動に強い癖があり賛否両論。たしかに問題点もあると認識していますが、本気で治したいならひとつひとつ冷静に判断しましょう。

理由はシンプル。だって、治ってる人たくさんいるんだもん。。

クローン病や潰瘍性大腸炎の患者で、標準治療で例えばメサラジン系(ペンタサ、アサコール、リアルダ等)程度で寛解状態を維持できていて、そのうち飲まないでも大丈夫な状態になった人もたまにいます。ただ、松本医院で良くなった人は、治すべくして、治るプロセスを経ています。標準治療で寛解状態の人は数年後に症状がまた出てきたら「再発」「再燃」などと言いますが、松本医院で一度良くなった人なら「そういえば最近ストレス多かったか」「また新しいアレルゲンに反応してるのか」などと考え、また治すべくして治すだけです。

難病のIBD(炎症性腸疾患)かどうか以前に、消化器に炎症が起こる原因はいくつかあるかもしれませんが、IgG抗体による自己免疫疾患としての原因はアレルギーなので、食品添加物をはじめとして日々増えていく新たな化学物質に対して人間がアレルギー反応を起こす可能性があるのは自然なことです。ニュアンスで例えると、インフルエンザに罹ったことのある人が数年後にまた罹ったとして、それを再発と言っても意味ありませんよね。どうでもいいことです。

原因と完治の定義

クローン病も潰瘍性大腸炎も、自己免疫疾患の仲間であるリウマチ等も、基本はアレルギーにストレス(※)が組み合わさることがきっかけです。通常アレルギーは免疫のIgEやIgA抗体により「体外への排除(咳、くしゃみ、鼻水、皮膚炎やアトピー等)」が行われますが、ストレス等により自分の副腎でステロイドホルモンが過剰に分泌され続けると、免疫はIgE/IgAではなくIgG抗体で「溶かし殺す」手法を用いるようになることが免疫生物学によってわかっていて(抗体のクラススイッチ)、それにより炎症や潰瘍ができるのです(研究分野ではわかっている動きですが、これを臨床で把握しているのは松本医院だけなので、普通の病院ではこの話が通じません。。)

※ストレスを感じていない人も、過労状態など交感神経優位の状態であれば、身体にとっては同じことです

そのため、治すためには再度通常のアレルギーに再度クラススイッチさせる必要があります。ストレスを軽減し、免疫の動きを邪魔する薬の服用を止め、自律神経のバランスを整えることで、免疫がアレルゲンに対して用いる抗体がIgGからIgE/IgAに戻り、単純なアレルギーに変わります。松本医院の患者が治療過程でアトピーやアレルギー症状が出ることを喜ぶのはこのためです。この時、腸管の炎症/潰瘍とアレルギー状態はクロスフェードするイメージです。(しかし炎症/潰瘍の部位に各種ヘルペスウイルスが日和見感染していると、その退治に時間がかかり、なかなか炎症/潰瘍が自然治癒してくれない人が多いようです)

なお、アトピーはアトピー学会とやらが治らないと言っていますが、そんなことはありません。。松本医院では症状の原因となるアレルゲンは無数に存在する人工の化学物質と定義していますが、アレルゲンの特定はできなくとも、症状に耐えて免疫の邪魔をせず自律神経のバランスを保ち続けることで、免疫は終わりのないアレルゲンへの対処(IgE/IgA抗体による排除)を止める時が来ます。この「免疫寛容」が起きて症状が何もなくなれば本当の完治です。免疫寛容というのは夢のようでもありますが、漆職人が漆を舐め続けて克服する、アレです。最近では経口免疫寛容がポピュラーになりつつあるので、人間はアレルゲンを寛容することができるという仕組みが認められ始めています。

根拠

臨床で得た情報や仮説を、発表されている世界中の論文と照らし合わせ、トライアンドエラーで治療法を探り、徐々に治療法を確立していくという松本医院のやり方は、治療家のプロとして自然な流れだと思います。それにひきかえ標準治療では原因を不明と定義することで対症療法のみ提供し、一生治らない、もしくはいずれ医学が進歩すれば、と。。冷静に考えると標準治療の方が理解できない。医者は神様ではなく、医学をお勉強した人に過ぎない。全員とは思わないが、高い薬を使うことで金が動くので利権もあります。部外者なら性善説で良いでしょうが、患者は本当の治療を追い求めるしかありません。

松本先生によるCD/UCの原因と完治までの見立ては大筋で間違っていないと思います。そもそも人体は完全に解明されていないし、まだまだわからないことはあるはずです。しかし松本医院の根拠通りに減薬/断薬し免疫力アップに努めることで、IBDやリウマチの症状がアトピーなどのアレルギーに変わり始めた人、完全に切り替わった人、アレルギーすらなくなって治ってしまっている人が実際に何人もいます。

デタラメだと言う人には、アトピーが出る理由を説明しろと言いたい。自分は松本医院に行かなくなった後、松本医院で処方された漢方薬も飲んでいないのにアトピーが出たり消えたりしました。当たり前ですが、自作自演でアレルギーを誘発するような変な漢方薬を飲まされていたわけではないです。

先生の性格や言動の批判は、気持ちはわかりますがナンセンスだと思います。天才に全てを求めても仕方ない。ただ、世間話のマシンガントーカーなのでコミュニケーションは難しく、積極的な診察が少ない印象なので患者がいかに症状を上手く伝えられるか次第の部分も多く、これは自分も悩みました。血液検査結果を重視し、一般的な漢方医が行うような診察もほとんどされません。

自分の場合は下痢はないのに下痢止めメインの漢方薬をひたすら送られるし(下痢以外にも貴重な効能もあるんですが)、高価な漢方風呂も長風呂が苦手で余ってるのに減らしてくれなかったり。。もちろん全て実践していればより良い結果に結びついたのかもしれないですが、最後は金銭的な負荷と免疫力アップの効率を考えて、通うのを止めました。松本医院の患者はみんな「誰が病気を治すんや?」と質問されて自分の口で言わされていると思いますが、松本先生の言う通りIBDを治すのは特定の漢方薬ではなく自分の免疫なんで、自分次第で治せるはずだと思った次第です(今は大学病院でも検査するようになってきた各種ヘルペスウイルスが黒幕とわかってきたので、やはり簡単な病気ではないですが)

松本医院を万人に勧められない一番の点は、断薬によるリバウンドでしょう。ステロイドや免疫を抑える薬を使っていた人は、使用歴がデスノートに書かれていたかのようにリバウンドが待っています(ステロイドが最悪で、その他はまだマシだと思っていますが)。ちょっとしたアトピーなどのアレルギー反応だけの人もいれば、寝てることしかできないくらいの人もいるようです。このリバウンドの症状に対して、どこまで耐え、どこで一旦諦める(入院など)かが非常に難しいようで、耐えすぎて大変なことになった方が実際にいて、さらに先生に酷いことを言われたという内容のブログも見つかります。ネット上の情報なので真偽はわからないとしても、自分はこれも事実だと思った上で松本医院を選択しました。バッシングする人は必ずこれを持ち出すし、命に関わることなので重要なことであることは確か。自分もペンタサ止まりだったから決断できたけど、大学病院の言う通りにステロイド&イムランのコースに進んでいたら、一人暮らしの身体がリバウンドに耐えられるかは自信がなかった。。経済的な余裕と家族のサポートがある人なら、たくさんの手記で修羅場を想定した上で、検討してもらいたいと思います。必ず地元の病院もキープした上で。

クローン病や潰瘍性大腸炎などと診断された方、特に診断初期の方や症状が重くない方には、ぜひ選択肢の一つとして松本医院の考え方を調べて欲しいです。自分のようにペンタサなどのメサラジン系くらいしか経験していない人は、ステロイドや免疫抑制剤、生物製剤などにステップアップする前に、ぜひチャレンジしてもらいたいと思っています。大切な人生だからギャンブルはできないと言う人もいるけど、一度しかない自分だけの人生だからこそ、ちゃんと考えて治す努力をするべきなんじゃないでしょうか。

先生の文章は専門的で難しい部分も多く、自分も結局はポイントしか理解していません。行ってみようと思った方は、まず行くのではなく、まずホームページをひたすら読んで、概念を理解してから自己責任で決断してください。リバウンドで大変な苦労をする可能性もあるので、概要を理解していない人や家族のサポートがない人は診てもらえないこともあるそうです。

IBD患者の免疫は狂ってて自分自身を攻撃してるだなんて、そんな馬鹿な免疫に生かされてないですよ。免疫は人間が体内に取り込んだアレルゲンとただ愚直に戦っているだけで、ついでに腸壁も荒らしちゃうだけ。

松本医院
http://www.matsumotoclinic.com

正直、最初は胡散臭さ満載だと思います。。先生に無理やり書かされてる感のある手記も多いし、特に最近は完治に至っていない途中経過が多くて、少し読んだだけではイマイチだと思います。でも、どうせ治らないと思っているのなら、参考にしつつ、現役の患者のtwitterやブログ等も参考に、まずは治療法の選択肢の一つとして検討してもいいのではないでしょうか。

4 thoughts on “松本医院について

  1. 匿名希望

    大学で免疫を研究している免疫学者です。クラススイッチとはIgMからIgA, IgE, IgGにスイッチすることをいうのであって、一度IgEを産生するようになったB細胞がIgGを産生するようにはなりません。松本先生も知っててわかりやすくそう言っているのかもしれませんが、ヘルパーT細胞のバランス、つまり自己を攻撃するTh1型(IgG産生が多い)からいわゆるアレルギーを発症するTh2型(IgEを主とする)に免疫バランスが変化することが大事だということを言いたいのではないかと思います(松本先生自身がどこまでご理解されているかわかりませんが)。免疫バランスがTh2型に傾くとTh1型が弱くなるので自己免疫が治るという理屈はあっています。結果、松本先生のやり方で治る人も出るのだと思います。

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    1. u

      穏やかで冷静なコメント、嬉しいです。
      更新できておらず自分の中でも認識が変わっている部分もありますが、ご認識の通り私は免疫生物学の知識はありません。一応学生向けの初歩的な参考書と、Janeway's免疫生物学の少し古いもの(7版)を部分的に斜め読みするだけで、裏付けは松本医院の患者でもあるnaokiさんの解説を鵜呑みにしているだけの一般人です。

      例えば松本医院が「○○は治る」と言って多かれ少なかれ結果を出していたり、メカニズムはわからないながらもなぜか免疫関連の疾患が治る人は現実に存在しますよね(いわゆるアトピービジネスも)。しかし医学や免疫の世界でそのメカニズムが解明・立証されていない以上、研究されている方々にとっては絶対にエビデンス不足で成り立たない話なんだろうとは思っており、免疫学者さんの立場も鑑みてその点は理解しているつもりです。

      私のJaneway's斜め読みでも「IgMからIgA, IgE, IgGにスイッチする」ことと、それをクラススイッチと呼ぶことが書いてあります。他の参考書でもそうです。IgM,IgD→が正確なのかもしれませんが、いずれにしろこれは誰でも知っているクラススイッチの基礎的な説明文ですね。しかし一度スイッチしたら再度のスイッチはあり得ないとの記述は見つけられませんでした。
      ※最新の免疫生物学で、再度のスイッチはあり得ないと証明されているのでしたらぜひ教えて頂きたいです。
      ※不可逆的という言葉も明記されていたのですが、基礎知識の無い私にはどこからどこの変化を指しているのかは正確に特定できず。。
      ※クラススイッチという言葉がIgMから別のクラスに変わることのみを示すのであれば言葉は適切ではないのかもしれませんが、いずれにしろ可変のスイッチ領域が変化するのだと認識しています。

      松本先生の仰る内容をできるだけ裏付けようとしてくれているnaokiさんの見解/解説では、IgM,IgD→IgG→IgE等へ再度スイッチすることを述べています。その部分を裏付ける論文があるのかは私にはわかりませんが、Janeway'sの作成した動画にも「IgGにクラススイッチした後の遺伝子に、まだIgEの遺伝子Cε(緑)やIgAの遺伝子Cα(オレンジ)が残っている」ことからも「再度クラススイッチする可能性はある」ように受け取っています。
      ご指摘の部分ですが、IgEを産出していたB細胞がいきなりIgGを産出するように変化するのではなく、あくまでB細胞が産出したIgMがIgG等に一度クラススイッチした状態に対し、さらにサイトカインの影響を受けスイッチ領域が変化し、二度目のクラススイッチをするのだと認識しています。
      http://blog.livedoor.jp/fumadaida/archives/48653827.html

      Th1とTh2のバランスは健康食品などでもよく言われるようになりましたが、松本医院では均衡を取ることをゴールとしているのではなく、それまで抗原として判断していたものに対して抗体を作らなくなる(免疫寛容)状態をゴールとしています。そこまでするから「完治」という言葉を使うのでしょう。昔から漆職人が漆を舐め続けているとアレルギー反応が出なくなる(全員成功したかは知りませんが)というのと同じものだと認識しています。

      もしお時間ございましたら、naokiさんが松本先生公認で同患者向けに松本理論をかみ砕いた手書きの図解PDFがあるので、ご覧頂ければ幸いです。私がどう認識しているかが伝わるだけでなく、敢えてTh2優位の苦しい状態を維持することで抗原に対して免疫寛容が成立すると主張する松本先生のメカニズム(仮説ですが)を知って頂けると思います。
      http://www.matsumotoclinic.com/naoki/letter/mtbynaoki.pdf

      今回コメント頂いて、私のこの書き方では伝えたい部分が全く伝わらないのだなと考えるきっかけになりました。。また余裕ができたら改訂したいと思います。とても感謝しています。コメントありがとうございました。

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  2. 匿名希望

    Naokiさんがどういう方なのか存じあげませんが、ざっと見させていただきました。大体は合っていると思います。
    2回目のクラススイッチは絶対起こらないかというと、起こり得ますが、頻度はそう多くないはずです。クラススイッチが起こるということはB細胞がnaive Bからサイトカイン、抗原刺激等によりeffector Bや memory Bに分化してしまい、そのような環境ではなくなるからです。むしろ、IgM/Dから新たに IgEを産生するB細胞が体なの中でできると考える方が自然です。一度できたB細胞や抗体はどんどん入れ替わります。T細胞を含め免疫細胞のturn overとclonal expansionは予想以上に早いものです。
    クラススイッチが不可逆的だというのは、DNAレベルでの編成が起こるということです。遺伝子の発現制御に関するところ(エピジェネティックといいます)は、on になったりoff になったりしますが、定常領域のスイッチはDNAの編成によるものなのでいちどonになると本にはもどらない、つまりIgG-->IgEはありえないということです(体細胞変異といいます)。
    クラススイッチがおこると、定常領域の編成だけでなく可変領域の編成(somatic hyper mutation)も起こり、Igクラスのスイッチたけでなく抗原に対する親和性がはるかに上がります。スイッチ領域 という言葉はありません。
    IgGとかIgEはやはりヘルパーT細胞(Th1/2バランス:Th細胞には他にもいろいろありますが・・)のバランスで制御されるので、抗体のクラスを見るのは一つに指標にすぎません。Noakiさんのスライドにもありましたが、炎症反応には様々な細胞が関わっています。血液で手っ取り早く簡単に測定できるのが抗体価なので抗体の話になりがちですが、抗体だけであそこまでひどい大腸炎にはなりません。一つの免疫バランスの指標と捉えた方がいいと思います。
    Naokiさんの理論でわからないのは、化学物質に反応する抗体がどう自己抗原と交差するかです。抗体やT細胞を考えるときは抗原が何かを常に意識する必要があります。悪くなるときIgG(Th1)が増え、改善するときにIgE(Th2,アトピー)になるということですが、それらの抗体のにんしきしている抗原はどうなっているの??という疑問が残ります。
    もうひとつはなぜステロイドホルモンがTh2反応のみを抑制するかです。一般的にはステロイドはTh1反応も抑制します。ステロイドによりTh1反応に傾くというところが懐疑的です。
    わかりにくかったら申し訳ありません。

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  3. 匿名希望

    読み返すと、誤字脱字が多かったです。申し訳ありません。とくに
    誤記)つまりIgG-->IgEはありえないということです(体細胞変異といいます)
    訂正)つまりIgG-->IgMはありえないということです(体細胞変異といいます)
    は訂正してください。

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